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【コラム】ストレッチについて

今回は、皆さんが普段行っているストレッチの目的や方法について説明していきます。

今回紹介するストレッチは、①スタティックストレッチ、②ダイナミックストレッチです。

そもそも、ストレッチを行う目的は、大きく3つと言われています。

1、コンディショニング

2、リハビリテーション

3、傷害予防

これは、ストレッチにより筋肉の緊張(硬さ)を緩める、関節可動域の増加、循環の促進による疲労物質の除去が得られるからです。

ストレッチ

それでは、ストレッチの方法と特徴について説明していきます。

①スタティックストレッチ

スタティックストレッチは反動や弾みをつけず、筋肉をゆっくり伸ばしその状態を20秒〜30秒程度維持する方法です。つまり、ストレッチをしている間は身体を動かさずに行います。

このストレッチの特徴は、ゆっくり行うことで、筋肉痛を起こさず安全に筋肉の柔軟性が獲得できるということです。また、このストレッチは方法が簡単で、一人でも実施できます。

 

②ダイナミックストレッチ

ダイナミックストレッチはその名の通り、ダイナミックな動作で伸ばしたい筋肉を伸ばし、伸ばしきったところで止めて筋肉を伸ばす方法です。

このストレッチの特徴は、筋肉の弾性力を高める積極的な柔軟性トレーニングであるということです。しかし、効果的に実施するためには、正確な動作でなければならないため、スタティックストレッチより難易度が高くなります。

 

最後に2つのストレッチの使い分けについて説明します。

一般的に、運動前はダイナミックストレッチを組み入れた方が効果的だと言われています。また、クーリングダウンではダイナミックストレッチよりも、スタティックストレッチを行うことで、筋肉の疲労による痛みの軽減や柔軟性の改善が得られます。

 

今回は2つのストレッチについて紹介しましたが、それ以外にも徒手抵抗によるストレッチやブラジル体操として有名なバリスティックストレッチなどがあります。興味のある方は是非調べてみてください。

11月外来担当医師

11月外来担当医師のお知らせ

水曜日

11/6→岩噌医師

11/13→本田医師

11/20→福田医師

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土曜日

11/2→田中医師

11/9→野呂瀬医師

11/16→野呂瀬医師

11/30→野呂瀬医師

 

となっております。

ご不明な点がございましたら当院へお問い合わせください。

10月外来担当医師

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水曜日

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10/9→福田医師

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10/23→AM:代診医師 PM:眞田医師

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10/12→田中医師

10/19→野呂瀬医師

10/26→田中医師

 

となっております。

ご不明な点がございましたら当院へお問い合わせください。

【コラム】足関節捻挫について②

足関節内反(内側に捻る)捻挫の続きです。

前回は内反捻挫についての概要をお話ししました。

 

一度捻挫をすると、繰り返し捻挫をしやすいことがあると思いますが、

これを慢性足関節不安定症といいます。

 

足首の構造的にも、感覚的にも不安定な状態にあることをいいます。

慢性足関節不安定症による捻挫の再発を減らすためにもしっかりとしたリハビリやトレーニングを行うことが重要です。

 

今回は簡単な足関節内反捻挫に対しての運動をご紹介します。

 

足関節を外側に動かす「腓骨筋」のトレーニングです。

小趾から持ち上げるイメージで外側に動かします。

チューブなど抵抗をつけるとより収縮を感じられます。

コラム1コラム2

 

次に、つま先立ちの練習です。

内反捻挫を繰り返す方はつま先立ちをするときに外側に体重が乗りやすいです。その状態を繰り返すと外側荷重がくせになり捻挫をしやすくなるので内側に体重を意識して行いましょう。

コラム3

 

捻挫を繰り返し再発する場合は医療機関を受診し再発予防のためのトレーニングを実施しましょう。

【コラム】足関節捻挫について

今回のテーマは【足関節の捻挫】です。

その中でも特に多いとされている内反捻挫(内側に捻って痛める)についてと捻挫した時の対処法についての記事です。

 

内反捻挫はスポーツ動作に限らず日常生活でも頻繁にみられる外傷です。

足首を内側に捻った際に、足首の外側の靭帯が引っ張られることで損傷します。

 

捻挫は靭帯の損傷といわれています。

特に損傷されやすいとされている前距腓靭帯は外のくるぶしの前部分の関節を支えています。

「損傷レベルは1~3度に分けられており、

1度は靭帯の断裂が生じず明らかな腫れや皮下出血がみられないもの

2度は靭帯の部分断裂が生じ、軽い腫れや皮下出血を伴うもの

3度は靭帯が完全に断裂し高度な腫れと皮下出血を伴うもの

とされています。」

靭帯の損傷具合によって固定の強さや期間が変わってきます。重症な場合は体重をかけないように制限する場合もあります。

img 捻挫

 

スポーツや日常生活で捻挫してしまった時の対処法ですが、

「RICE」処置が推奨されています。

Rest安静

Icing冷却

Compression圧迫

Elevation挙上

これらの頭文字をとったもので、炎症や出血を抑えるための応急処置です。

 

一度捻挫をすると、繰り返し捻挫をしやすいことが経験上あるかと思います。

それは靭帯のみでなく、もともとの足首の硬さまたは、一度捻ったことによる足首の不安定性が関係するとされています。

 

次回は足関節捻挫に対しての簡単な運動をご紹介します。