4月の外来担当医師のお知らせ
水曜日
4/7 岩噌医師
4/14 眞田医師
4/21 本田医師
4/28 眞田医師
土曜日
4/3 田中医師
4/10 山下医師
4/17 田中医師
4/24 山下医師
以上になります。
ご不明な点がありましたらクリニックまでご連絡ください。
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腱板断裂のリハビリテーション
腱板に損傷があると(棘上筋腱の損傷が多い)、上腕骨が関節窩にうまく収まることができなくなってしまうため、残った筋肉を強化して安定化を図ります。また、肩関節の動きは様々な部位が連動して動く関節であり、肩甲骨や胸郭などの動きに問題がある場合も改善を図る必要があります。
腱板断裂後のケアとして、よくゴムチューブを用いた腱板トレーニングが挙げられます。
ネットで検索すると、分かりやすいトレーニング方法が多く掲載されていますので、調べてみてください。
今回はチューブがなくても自宅でできる、肩甲骨や胸郭にアプローチしたトレーニングの例を、2つご紹介します。
※肩の痛みが強い場合や、熱っぽさを感じた場合は運動を控えましょう。
1. Cat & Dog(肩甲骨、脊柱の運動)
① 肩の真下に両手、股関節の真下に膝が来るように四つ這いの姿勢になります。
② おへそを覗き込むようにして、背中を丸めながら上に持ち上げていきます。
肩甲骨を内側に寄せ、骨盤を前に倒し、胸を上に引き上げるようにして背中を反らしていきます。肘が曲がらないように注意しましょう。
10回1セットとし、1日に2~3セット程度行います。
2. 肩甲骨の運動
① 息を吸いながら肩を上に引き上げます。
② 息を吐きながら下に引き下げます。
③ 息を吸いながら胸を張るように左右の肩甲骨を内側に引き寄せます。
④ 息を吐きながら左右の肩甲骨を離すように背中を丸めます。
ゆっくりと3~5回程度くり返し、1日2~3セット行います。
これらのエクササイズは一部となります。全ての方に適応するわけではありません。
リハビリでは一人ひとりの身体の使い方を分析し、適した運動方法を提供することで早期改善を目指します。
腱板断裂とは
腱板断裂とは、肩関節に付いている腱板(4つの筋肉の総称)が、繰り返しかかるストレスや外傷、加齢などによって切れた状態、または傷ついた状態の事です。
腱板は①棘上筋、②棘下筋、③小円筋、④肩甲下筋の腱で構成されており、肩関節を安定させる役割を持っています。
病態
腱板が断裂すると、腕を挙げた時に、肩峰と上腕骨頭に切れた腱板が挟み込まれて痛みが生じます。
損傷の程度により、完全断裂と不全断裂(部分断裂)に分かれます。
60歳以上では加齢性変化(年齢と共に腱板の機能が落ちて弱くなること)による変性断裂、
10~30歳ではスポーツに関る不全断裂が多く、
40歳以上で無症候性の断裂が34%に認められています。
症状
主な症状としては
・腕を挙げようとした時に痛む(運動時痛)
・じっとしていても痛む(安静時痛)
・痛みが強くて眠れない(夜間痛)
・肩がだるく、力が入りにくい(脱力)
・腕を挙げた時に「ポキポキ」「ギシギシ」といった異常音(軋轢音)がする
・腕を挙げる、あるいは下げていく時に60~120°の間で強い痛みが生じる(有痛弧)
などがあります。
今回のコラムでは腱板断裂とはどういったものかご紹介させていただきました。
次回のコラムで腱板断裂のリハビリテーションについてご紹介します。