スポーツ整形外科・一般整形外科・リハビリテーション科
【コラム】足関節捻挫について②
2019/10/1
足関節内反(内側に捻る)捻挫の続きです。
前回は内反捻挫についての概要をお話ししました。
一度捻挫をすると、繰り返し捻挫をしやすいことがあると思いますが、
これを慢性足関節不安定症といいます。
足首の構造的にも、感覚的にも不安定な状態にあることをいいます。
慢性足関節不安定症による捻挫の再発を減らすためにもしっかりとしたリハビリやトレーニングを行うことが重要です。
今回は簡単な足関節内反捻挫に対しての運動をご紹介します。
足関節を外側に動かす「腓骨筋」のトレーニングです。
小趾から持ち上げるイメージで外側に動かします。
チューブなど抵抗をつけるとより収縮を感じられます。
次に、つま先立ちの練習です。
内反捻挫を繰り返す方はつま先立ちをするときに外側に体重が乗りやすいです。その状態を繰り返すと外側荷重がくせになり捻挫をしやすくなるので内側に体重を意識して行いましょう。
捻挫を繰り返し再発する場合は医療機関を受診し再発予防のためのトレーニングを実施しましょう。