スポーツ整形外科・一般整形外科・リハビリテーション科

コラム

【コラム】肩関節周囲炎について~リハビリ編~

2020/07/1

今回は、3月にコラムとしてあげました、【肩関節周囲炎について】 のリハビリ・治療編をお伝えしていこうと思います。

<治療>

①   急性期(疼痛期)

この時期は「肩を安静にし、炎症を減少させる」ことが最も重要です。

無理やり動かすことで悪化させ、来院される方も多いです。

2週間程度で炎症が落ち着くことが多いですが、炎症が持続している場合は、注射なども検討します。

夜間痛があり、痛くて眠れないという方は下の図の姿勢をお試しください!肩の負担を減らすことができます。

夜間痛

<ポイント>

右肘が肩よりも高い位置になるように右肘の下にタオルを敷きましょう。

 

② 亜急性期(拘縮期)、   緩解期(慢性期)

急性期の炎症による痛みが軽減し、「肩関節の硬さ」が主な問題になる時期です。この時期から「愛護的に可動域を改善する運動療法」が適応になります。肩だけでなく、「肩甲骨や背骨の柔軟性を改善する」ことが、痛みの軽減や再発予防で重要になります。

肩 運動療法1IMG_2048

※上図は運動療法の一例です、全ての方に適応するわけではありません。

最後に・・・

同じ四十肩でも症状や原因は1人1人異なります。

肩自体が硬い方、姿勢が悪く結果的に肩に負担がかかっている方など。

リハビリでは、肩だけではなく身体の動き方や姿勢をチェックし、その方に適した運動を提供することで、早期の改善を目指します。

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